イヤイヤ期の子供には遊び心を持って接してみる

「イヤイヤ期」「魔の2歳児」英語では「Terrible twos」と呼ばれている第一次反抗期。ママ、パパの人間力が問われ、修行とも感じれるほどの葛藤を抱える毎日。

我が家の息子が現在2才6か月。ついに来ました、イヤイヤ期。妻と私もまだ子育て3年生。どのように接するべきか困っていました。

そんなときにYoutubeで「てぃ先生」を発見。動画をいくつか視聴し、この先生めっちゃためになること教えてくれる!と思い、勢いでKindle本を購入。読みながら、息子への対応を模索してみました。

今回は、我が家のイヤイヤ期の様子てぃ先生の本からヒントを得てやってみたことをまとめます。

イヤイヤ期のお子さんに苦慮しているママ、パパに何かヒントが与えられる記事になっていれば幸いです。

我が家のイヤイヤ期

息子のイヤイヤ期は妻と私が想像していたものとは少し違っていました。

想像していたのは、「ご飯食べようね~」「イヤ!」とか「おもちゃをお片付けしようね~」「やだ!」みたいな「イヤ!」「やだ!」という短い否定語を連発されることだと思ってました。

では、我が家はどんな様子かというと

ママ:お昼寝から起きたね~。おはようー
息子:おはよう、じゃないー

パパ:今日のおやつはヨーグルトか。ヨーグルトおいしいねー
息子:おいしく、ない―

初めのころは妻も私も「反対語の練習してるのかな」「言葉の活用が上手だな~」と思っていたのですが、次第に洋服を着るときに逃げ出したり、お風呂上りの保湿クリームを嫌がり走り回ったりと、何かに反抗するような行動が増えてきました。

我が家の場合は「イヤイヤ期」というか「ないない期」だったようです。「イヤ!」「やだ!」と強い拒否を示されるわけではないので、マイルドなイヤイヤ期だとは思いますが、それでもやはりイヤイヤ期。なかなか思い通りに家事が進まず、フラストレーションが溜まり、ときには私か妻のどちらかがエヴァンゲリオンのような雄叫びを上げる始末。

さて、どうしたものかと悩んでいるときにてぃ先生の本を見つけました。

てぃ先生の本を読んでみた

この本はイヤイヤ期についてフォーカスして書かれているわけではありませんが、いろんな場面を想定して「こうしてみるといいよ」というアドバイスが書かれており、大変参考になりました。

遊び方、ほめ方、叱り方などについて135個のアドバイスが書かれているのですが、それ以外のところも大変ためになったので、印象に残ったところをいくつかご紹介します。

子供には遊び心が大切なんですよ (中略)

育児に行き詰ってしまうのはママも子どもも悪くない
子ども特有の体や心の動きを知れば変わります

てぃ先生. 子どもに伝わるスゴ技大全カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ! (p.5-7). ダイヤモンド社.

子どもに何かやってほしいことがあったら、こどもが「おもしろい!」と思ってくれるように、ちょっと工夫すればいいんです。

てぃ先生. 子どもに伝わるスゴ技大全カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ! (p.10). ダイヤモンド社.

子育てってたしかにたいへんなことが多いです。だから、困ったときにやってみることの引き出しが多ければ多いほどいいんです。

てぃ先生. 子どもに伝わるスゴ技大全カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ! (p.11). ダイヤモンド社.

イライラしてしまうのは、理想と現実のギャップがあったり、そもそも分からないことがあるときに多いです。育児についても継続的な勉強が必要です。

また、「遊び心」「引き出しが多ければ多いほうがいい」「工夫が大事」というのは、仕事や生活の中では意識することがあるのですが、慣れないことが多いせいか育児に関しては視野が狭くなってしまうことがあります。その日のコンディションもあると思いますが、柔軟な対応を心掛けたいものです。

遊び心を持って接してみた

てぃ先生のアドバイスから、イヤイヤ期の息子に遊び心を持って接してみたところ、効果はてきめんでした。

お風呂上り後に保湿クリームを塗らせてくれずに部屋の中をぐるぐる逃げ回っている息子。いつもであれば「ほら、はやく塗って服を着ないと体が冷えちゃうでしょ!」といって追い掛け回すところを、その日は追いかけません。注意もしません。

代わりに、息子がマラソン選手になったように「走って!頑張って!」と応援します。そして少ししてから「さあ、クリーム休憩です!クリームを塗ってからまた走ってください!」と言うとおもしろいぐらい見事に止まります。もう、にこにこ満面の笑みで止まります。

クリームを塗ったあとはまた「走って!頑張って!」と応援します。また少ししてから「さあ、パジャマ休憩です!」と言うとご機嫌のままパジャマを着ます。

最後に「ゴールになったら教えてくださーい」と伝えて程よいタイミングで「ゴール!」と言ってハイタッチすればミッションコンプリートです。たまに「ゴール、じゃなーい」と言って走り続けるのはご愛嬌です。少しすれば落ち着きます。

これはてぃ先生の本のアドバイスの43番目「姿勢よく! なりきり作戦で背筋がシャキーン!」の応用です。

43番目のアドバイスは、食事中姿勢の悪い女の子に「プリンセス、食事のお味はいかが?」と聞いて自然と背筋が伸びるようにするような、子どもが憧れるものや楽しいと感じるものに”なりきる”ように伝え方を工夫するという内容です。

マラソン選手なりきり作戦は2日目は気分が乗らなかったのか失敗しましたが、3日目以降は成功しています。同じ方法は長くは続かないかもしれないですが、ちょっと伝え方を変えるだけで子供の反応は大きく変わりました。

イヤイヤ期は親の心に余裕がなくなりがちですが、遊び心を持って接してみると良い変化があるかもしれません。ぜひ、試してみてください。

まとめ

以下、この記事のまとめです。

  • イヤイヤ期は「イヤ!」「やだ!」以外の言葉のパターンもある
  • 育児は遊び心、困ったときの引き出しの多さ、ちょっとした工夫が大事
  • 子供には、なりきり作戦など遊び心のある伝え方をしよう

牛のつぶやき

てぃ先生も言っていますが、育児情報は話半分で聞くのが良いと思います。ためになる情報はたくさんありますが、やっぱり個人差はありますので。育児は自分たちに合った方法を探し続けましょう。

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